核酸医薬の参入戦略セミナーを収録しました

このたび、「2030年代に向けた核酸医薬の参入戦略」のアーカイブ配信に向けた収録を終えました。

知財パートでは、上市品の技術・特許分析と、先行企業の開発事例を手がかりに、既存技術を活用した核酸医薬への参入戦略を整理しました。成熟した核酸本体や送達技術を土台として、新たな標的・疾患への展開や候補品の改良を目指す方法と、化学修飾やDDSなどの自社のコア技術を実証し、後続候補への展開につなげる方法を取り上げています。

その中でも、自社のコア技術をプラットフォームへ育てることを目指す企業に向けて、既存技術を活用し、標的に関する先行知見や特許の満了状況も踏まえながら、一号品で自社技術の寄与をより明確に示すという視点に力点を置きました。ここでいう一号品は、企業として最初に上市する製品とは限らず、その技術を初期に実証する開発候補を指します。

こうした事例から考えられる戦略の一つが、一号品の市場性や標的の新規性を必ずしも優先せず、自社のコア技術の寄与を明確に示せる候補を設計することです。これは、核酸医薬の開発全般に一律に当てはまる原則ではなく、自社のコア技術をプラットフォームへ育て、中長期的な開発・事業展開につなげるための参入設計の考え方です。

その際には、一号品で何を実証するのかとともに、得られた知見をどの範囲まで後続候補に活用できるのかを考えておくことが重要です。そして、そこで得たデータや権利を、次の製品開発や共同開発、技術導出などへどうつなげるかまで見据える必要があります。

実際の適用に当たっては、自社技術の特徴、組み合わせる既存技術、先行する他社の開発・知財の状況を踏まえ、個別に戦略を組み立てる必要があります。自社技術の差異をどこに見いだすか、関連する他社特許について何を確認すべきかは、対象となる技術や開発候補によって異なります。

本セミナーの内容について、受講者の皆さまは、ご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

また当所では、特許・技術情報や開発動向の分析に基づき、自社技術を生かせる参入領域や競合との差別化の方向性、開発・事業化に向けた知財戦略の検討も支援しています。

研究開発・事業開発・知財の各部門で、開発方針や共同開発・技術導出を検討する際にご活用いただけます。
ご関心のある方はお気軽にお問合せください。

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